Clareto Monsorate、ドバイ
近年、eスポーツはMENA(中東・北アフリカ)の地域でも大きな盛り上がりを見せています。
そんなeスポーツのブームの波に乗ろうと、ゲーム開発会社、ライアットゲームズが、この地域で初の公式イベントを開催します。
12月5日から7日まで行われるNEXUS(ネクサス)フェスティバルでは6つの競技が行われ、賞金総額は200万ドル(750万サウジアラビアリヤル=約2億円)。サウジアラビアのエンターテイメント統括機構(GEA)による、王国の国際的なエンターテイメント観光産業の振興を目的とした「リヤドシーズン」の一貫として開催されます。
リヤドブルバードで開催されるこのイベントは、ライアットゲームズを象徴するMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームである「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」をテーマにしており、体験ゾーンや大会、コンサートなども行われる予定で、およそ3万人の観客が来場すると見込まれています。
ライアットゲームズのMETAI総括部長であるOnur Tamerは次のように話しています。「我々は1年以上前にこの地域にオフィスを立ち上げました。以来、MENA地域のコミュニティとプレイヤーの皆さんに向けた体験をお届けできるよう努力しています。NEXUSは、我々がここで地盤を固め、プレイヤーをサポートし、讃えるための第一歩です。
「NEXUSフェスティバルの開催は、MENA地域での我々の存在感を高めるための計画の一部に過ぎません。来年からは全てのプレイヤーに向けて、リーグ・オブ・レジェンドの翻訳版を含む、我々の商品全てについてのアラビア語のサポートも展開していきたいと思っています。」
今回ライアットゲームズが供出する200万ドルの賞金は、この地域のゲーム産業では過去最高額。メインイベントである5対5のサモナーズリフトの大会の賞金が85万ドル、そして8人の地元のインフルエンサーがマイクロインフルエンサー達と組んで戦う「インフルエンサー・トーナメント」では合計75万ドルの賞金が配られます。
残りの40万ドルの賞金は、1対1のバトルや、チームファイトタクティクス、リーグオブレジェンドの中のオートバトル、そしてコスプレ大会の勝者に配られます。
大会は、11月に中東・北アフリカ地域の13カ国で行われた予選ラウンドで幕を開け、トップの8チームがリヤドのメインイベントで戦います。試合はTwitch(ツイッチ)のリーグ・オブ・レジェンドのアラビアチャンネルで、ネット生配信されます。
ライアットゲームズは、会場の23もの様々なアクティビティやミニゲームなど、来場者が好きなチャンピオンを使ってインタラクティブに楽しめる遊びを用意し、全年齢を対象とした家族で楽しめる体験イベントにする狙いです。
またNEXUSフェスティバルでは、豪華なショーや、有名な国際的アーティストとの没入型視覚体験なども目玉となっており、リーグ・オブ・レジェンドで過去10年に制作してきた音楽的な体験の例に漏れず、今回も音楽がイベントの核となっています。