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リヤド：サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がニュー・ムラッバ・デベロップメント社の立ち上げを発表した。ユニークな暮らし、仕事、娯楽の場の構築を通じてリヤドの中心街を変えることを目指す。

ニュー・ムラッバ・プロジェクトは、緑豊かなエリアとウォーキングコース、サイクリングコースの整備を中心に持続可能性のコンセプトに基づいて構築される。健康的なライフスタイルとコミュニティ活動を促すことで生活の質の向上を狙う。

プロジェクトでは、シンボルとなる博物館、テクノロジーとデザインの大学、没入型の多目的シアター、80を超える娯楽施設と文化施設も計画されている。

開発区はリヤドの北西にあるキング・サルマン通りとキング・ハーリド通りの交わりに位置し、19平方キロメートルのエリアに数十万人が暮らせる住居が整備される。

ニュー・ムラッバは、2,500万平方キロメートルを超える床面積に住宅ユニット104,000戸、ホテルの客室9,000室、小売店スペース980,000平方メートル、オフィススペース140万平方メートル、レジャー施設620,000平方メートル、コミュニティ施設180万平方メートルを用意する予定だ。

このプロジェクトは半径徒歩15分圏内に収まることが売りで、空港から車で20分の独自の内部輸送システムを備える。

このエリアには、最新の革新的技術を駆使した象徴的なランドマーク、ムカーブも登場する。空間を極限まで活かす立方体の形状が特徴で、高さ400メートル、幅400メートル、奥行き400メートルの世界でも有数の大規模な建造物だ。

モダンなナジャディ様式に着想を得たムカーブは、最新鋭のホログラフィックを用いたデジタル・仮想技術によって作られた空間を味わえる世界初の没入型体験スポットになる。

この建物は、らせん状の土台の中から塔がそびえるデザインだ。200万平方メートルのフロアは住宅やホテル、商業スペース、レクリエーション施設に加えて、多数の小売店、文化・観光スポットが集まる極上のホスピタリティ空間になる。

同プロジェクトは公共投資ファンドの戦略の一環だ。ファンドは有望なセクターの能力を引き出し、民間企業の存続を可能にし、地域密着のコンテンツを増やし、不動産プロジェクトと地元のインフラ開発に貢献し、サウジ経済の収入源を多様化することを目的としている。

2030年までに石油関連以外の経済規模を約500億ドル大きくし、334,000件の直接・間接雇用を創出することが期待されている。このプロジェクトは2030年に完了する予定だ。