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リヤドの国際博覧会は「〈ビジョン2030〉の集大成」に、フランス上院議員

サウジアラビアは2030国際博覧会のリヤド開催の立候補書類を昨年10月に皇太子が発した書簡で全て正式に提出した。(Shutterstock)
サウジアラビアは2030国際博覧会のリヤド開催の立候補書類を昨年10月に皇太子が発した書簡で全て正式に提出した。(Shutterstock)
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21 Jun 2023 01:06:59 GMT9
21 Jun 2023 01:06:59 GMT9
  • フランス上院議員ナタリー・グーレ氏はサウジ首都の国際イベントへの立候補を支持した

ダリア・リアチ

パリ:2023年の国際博覧会をリヤドで開催することは「〈ビジョン2030〉の集大成」となると、フランスの指導的政治家ナタリー・グーレ氏が19日アラブニュースに語った。

「それは無作為に選んだ年ではなく、プロジェクトに呼応した年で、約束されたことの集大成でありムハンマド・ビン・サルマン皇太子の情熱のもと実施中の計画の一部です」とノルマンディー地域のオルヌ県出身のナタリー・グーレ上院議員は語った。

サウジアラビアは2030国際博覧会のリヤド開催の立候補書類を昨年10月に皇太子が発した書簡で全て正式に提出した。博覧会は2030年10月1日から2031年3月31日まで開催され、そのテーマは「変化の時代:共に神の導く未来へ」だ。

韓国、イタリア、ウクライナも国際博覧会の開催に立候補した。開催都市決定の投票は11月に実施される。フランスはすでにリヤドへの支持を表明している。

フランスのナタリー・グーレ上院議員。

「ビジョン2030」は、王国の経済を変革し、石油への依存を軽減し、穏健なイスラム教と、国家の誇り、サウジの遺産とイスラム文化を支持する強力なルーツと基盤を特徴とする躍動する社会を開発することを狙った戦略的計画だ。

「私は2016年にパリでムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会いました。彼は決意に満ち、ビジョン2030で彼が何を達成したいのか非常にはっきりと私に述べました。彼は言った通りのことを実行しています。彼が開催地を勝ち取りつつあると、いま私たちは考えています」とグーレ氏は語った。

「サウジアラビアを知らない人には違いが分かりませんが、私はそこへ20年行っていますから分かります。女性の役割でも、外国人女性のアバヤ着用の廃止、近代化、音楽、開放感、観光産業でも、リヤドやジェッダの街角ではっきり見ることができます。数多くのスポーツショップ、多様な音楽、大勢の解放された若者を見れば、それは明らかです。」

「違いが分からないのは不誠実な人々か、この国を知らないか、先入観に凝り固まっている人だけです。」

2030年国際博覧会は「この国が〈ビジョン2030〉の成果や、フランスが管理を受託しているアル・ウラーで始まっているような観光の解放を見せる機会になる」とグーレ氏は確信する。

王国の計画では2030年国際博覧会に4千万人の来訪者を受け入れる予定だ。この観光客の流入によりサウジアラビアのイメージは変革され近代化するとグーレ氏はいう。「フランスとサウジの関係は健全です。これからは、住民の心をつかむことが必要で、それが難しいのです」と同氏は語った。

「サウジアラビアで難しいのはイメージの問題ですが、近年では改善していて、特に2016年から2020年まで着任したハーリド・ビン・ムハンマド・アル・アンカリ大使の功績によるものです。」

王国をフランス人に良く知ってもらうようサウジアラビアの人々の後押しをすべきだと、グーレ氏はいう。「パリ市民だけでなく、省庁や企業もです」と彼女は語った。「サウジアラビアの人々は人気を得る必要があり、それはこの地域ですでに起きています。もちろん私は全てのサウジ企業をノルマンディーに招待します!」

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