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大規模緩和維持を決定=物価目標へ「粘り強く継続」―日銀会合

(AFP)
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22 Sep 2023 03:09:53 GMT9
22 Sep 2023 03:09:53 GMT9

日銀は22日の金融政策決定会合で、長短金利操作を柱とする現在の大規模な金融緩和を維持すると決めた。長期金利の変動容認幅は、0.5%から事実上1%に引き上げた前回7月会合から据え置いた。声明文は「粘り強く金融緩和を継続し、賃金の上昇を伴う形で2%の物価安定目標を持続的・安定的に実現することを目指す」と明記し、従来の表現を踏襲した。

植田和男日銀総裁は同日午後に記者会見し、決定内容や経済・物価の見通しについて説明する。

物価に関しては、総務省が同日発表した8月の全国消費者物価指数が前年同月比3.1%上昇と、3%以上の伸び率が12カ月続いている。日銀は「ひところに比べればプラス幅を縮小しているものの、予想物価上昇率は再び上昇の動きがみられる」と指摘した。国内景気については「緩やかに回復している」と判断。個人消費も「物価上昇の影響を受けつつも、緩やかなペースで着実に増加している」とみる。

植田氏は一部報道機関の9日付インタビュー記事で、2%の物価上昇目標達成の是非を年内にも判断する可能性を示唆した。会見では、マイナス金利政策の解除時期を含め、今後の政策修正の可能性にどの程度言及するかが焦点となる。

時事通信

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