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水素エンジン車、公道で実証=「ハイエース」に搭載―トヨタ

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11 Nov 2023 11:11:41 GMT9
11 Nov 2023 11:11:41 GMT9

トヨタ自動車は11日、水素エンジン車の走行実証をオーストラリアの公道で始めたと発表した。商用バン「ハイエース」に搭載し、将来の市販化を目指す。モータースポーツなどを通じて水素エンジン車の改良を続けてきたが、今後は公道での実用性や操作性などを向上させる。

トヨタの中嶋裕樹副社長は静岡県の富士スピードウェイで報道陣に対し、「実際に使ってもらって市販化を目指すステージだ」と強調した。

走行実証は10月23日から約4カ月間。豪南東部メルボルンの近郊で、建設会社などに商用で利用してもらう。豪州は水素を補充する拠点が充実していることなどから、実証に適していると判断した。 

水素エンジンはガソリンエンジンと構造が近い。ガソリンの代わりに水素を燃焼させて動力にし、走行時に二酸化炭素が排出されない。電気自動車(EV)や、水素で発電してモーターを動かす燃料電池車(FCV)よりもガソリン車の技術や部品を生かしやすい。

ただ、現在の走行距離は1回の水素補給で200キロ前後にとどまるほか、実用化には水素を補充する拠点の整備も必要になる。

時事通信

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