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鈴木財務相:デフレの状況にはないという認識=賃上げ、中小への波及に期待

一方、足元の景気については「インフレかデフレかということではなくて、デフレの状況にはないというのが今の政府の認識だ」と語った。(AFP)
一方、足元の景気については「インフレかデフレかということではなくて、デフレの状況にはないというのが今の政府の認識だ」と語った。(AFP)
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15 Mar 2024 01:03:14 GMT9
15 Mar 2024 01:03:14 GMT9

鈴木俊一財務相は15日の閣議後記者会見で、デフレ脱却の判断に関して「消費者物価はこのところ緩やかに上昇しており、その意味で政府としては現在、わが国経済はデフレの状況にはないという認識だ」と語った。2024年の春闘で大企業を中心に昨年を大幅に上回る賃上げ回答が相次いでいることに期待感を示した。

昨年を上回る賃上げの流れはデフレ完全脱却に向けて追い風になるとみられている。財務相は「大手企業を中心に力強い賃上げの流れができていると認識している。こうした流れが中小企業にも波及し、昨年以上の賃上げが進んでいくことを期待している」と強調した。

一方、足元の景気については「インフレかデフレかということではなくて、デフレの状況にはないというのが今の政府の認識だ」と語った。

日銀は来週18、19両日に開く金融政策決定会合で、マイナス金利政策を解除する方向で調整に入った。財務相は、今年の春闘での賃上げ回答や、昨年10~12月期の実質GDP(国内総生産)改定値が2四半期ぶりのプラス成長に浮上したことを挙げた上で、「金融政策の具体的な手法、その背景にある経済・金融情勢の解釈については日銀に委ねられる」と述べるにとどめた。

時事通信

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