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リヤド：サウジアラビアはこの2年間、国内軍事産業を強化するためのインセンティブに51億サウジリヤル（14億ドル）を支出した。「2023年予算フォーラム」2日目に軍事産業総局（GAMI）のアフマド・アル・オーハリ総裁が明らかにした。

アル・オーハリ総裁によると、これらのインセンティブには2021年と2022年に軍事産業における研究開発に向けられた33億サウジリヤルが含まれる。

残りの18億サウジリヤルはサウジアラビア軍事産業（SAMI）社などの企業に分配されたと同総裁は述べた。このフォーラムは、2022年の政府のパフォーマンスを評価するために財務省の主催で開催された。

同じくフォーラムで講演したSAMIのワリード・アブハリドCEOは、同社は今後数年間に無人システム、レーダー、サイバーセキュリティに力を入れると述べた。

アル・オーハリ総裁は、サウジアラビアの軍事産業部門は2030年までに同国経済に950億サウジリヤルの貢献を果たす見込みであることを明らかにした。

また、軍事産業の現地化は国内におけるさらなる雇用創出につながると強調した。

アブハリドCEOは、軍事産業とその現地化がビジョン2030の不可欠な部分であることに同意し、軍事産業の成功を示す最も重要な指標の一つは「独立性」だと述べた。

オサマ・アル・ザミル産業鉱物資源副大臣は、サウジアラビアが産業GDPを3倍の8950億サウジリヤルにすることを目指す「国家産業戦略」が強力な基盤の上で2023年に始動すると発表した。

アル・ザミル副大臣は、「国家産業戦略」は産業輸出を100％増加させ5570億サウジリヤルにすることも目指すと明らかにした。

さらに、産業部門への追加投資額を推定1兆3000億サウジリヤルにまで引き上げることも目標としていると述べた。

アル・ザミル副大臣は、「メイド・イン・サウジアラビア」プログラムは同国の産業のあらゆるレベルに強力なアイデンティティを与え、最大1兆サウジリヤルに相当する800の投資機会を創出したと説明した。

また、特に産業部門のインフラ開発や資金源に対する投資の刺激に民間部門が貢献したと指摘した。

同じくフォーラムで講演したサウジ工業開発基金のイブラヒム・アルモジェルCEOは、サウジアラビアを有数の産業大国に変革するうえで同基金が主要な資金源となり、6年間でそれ以前の35年間よりも多くのことを実現したと主張した。

フォーラム2日目には5つの対話セッションが行われ、国策産業と危機対応におけるその役割、ビジネスファシリテーションと経済におけるその役割、観光・文化が経済発展に与える影響、予算が女性の社会的地位向上に与える影響などのテーマが取り上げられた。

今回のフォーラムは、サウジアラビアが大きな財政黒字を計上したことを受け、州知事らがそれを経済の「強さと耐久性」の反映であり国民生活の向上に大きく貢献するものだとして歓迎する中で開催された。

サウジアラビアは12月7日、2022年の財政黒字が事前の予測を120億サウジリヤル上回る1020億サウジリヤルとなったことを発表した。

また、2022年のGDP成長率を8.5%に上方修正した。2021年12月の時点では7.5%、2022年9月末に発表された予算前声明では8%と予測されていた。