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日産、週内最終合意を検討=ルノーとの提携見直し

ルノーはアンペアを分社化した上で上場させる方針だが、当初2023年後半としていた上場時期の見通しは24年にずれ込んでいる。 (AFP)
ルノーはアンペアを分社化した上で上場させる方針だが、当初2023年後半としていた上場時期の見通しは24年にずれ込んでいる。 (AFP)
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11 Jul 2023 05:07:09 GMT9
11 Jul 2023 05:07:09 GMT9

日産自動車が仏自動車大手ルノーとの提携見直しについて、週内に最終合意する方向で検討していることが11日、分かった。提携交渉のカギを握る、ルノーの電気自動車(EV)新会社「アンペア」への出資について、13日にも開催される日産取締役会で審議した上で、合意を目指す。併せて、ルノーとの資本関係を対等にするための最終契約締結にもこぎ着けたい考えだ。 

両社は2月、ルノーの日産への出資比率を43%から15%に引き下げ、対等な出資関係へ見直すことで合意したが、当初3月末とされていた最終契約が遅れていた。このため、同時に交渉しているアンペアへの出資をより具体化させることで、決着を図る狙い。世界的に進むEVシフトへの対応を急ぐ。

ルノーはアンペアを分社化した上で上場させる方針だが、当初2023年後半としていた上場時期の見通しは24年にずれ込んでいる。2月時点では日産による新会社への出資を「最大15%」と公表。出資額は上場時の時価総額や知的財産など複雑な要素を考慮する必要があり、詳細を詰める作業が続いていた。

ただ、上場会社の時価総額を含め不確定要素は依然多い。このため、日産取締役会は、現時点では新会社への出資額を確定させない形で、より具体的な出資方法を提示する方向で検討を進めている。

時事通信

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