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リヤド：サウジアラビアは世界経済の逆風にもかかわらず、全てのセクターで力強い成長を達成し、非石油および石油事業活動が2023年第1四半期の同国の実質国内総生産（GDP）に大きく貢献したと、政府報告書で述べられている。

経済・計画省はその四半期経済報告書の中で、3月に終了した第1四半期の王国の実質GDPは年率3.4％の成長を記録したと指摘した。この成長は、同期間に5.4％成長した非石油活動の大幅な増加によって推進された。

非石油部門の強化は、サウジアラビアの『ビジョン2030』の下での経済多様化アジェンダにとって極めて重要であり、同業界は第1四半期に681億SR（サウジアラビア・リヤル:約181億5000万ドル）の輸出を計上した。

「非石油民間部門の目覚ましい業績は、未来への楽観を維持する上で重要な役割を果たしている」と同省は報告書で述べている。

報告書はまた、政府サービスもサウジ経済の成長に貢献しており、実質GDPの14％を占め、第1四半期の年間成長率は5％を達成したと付け加えた。

「金利の引き締めや高い不確実性に代表される世界経済が直面する課題や、世界市場のパフォーマンスへの悪影響にもかかわらず、サウジアラビアの非石油民間部門や市場、企業は明らかな改善を見せた」と同省は付け加えた。 

政府歳入の増加

同報告書はさらに、第1四半期の政府歳入が前年同期比1％増の2809億4000万SRに達したことを明らかにした。 

一方、その支出は前年同期比29％増の2388億5000万SRであった。 

報告書によると、貿易収支は前年同期の2092億SRの黒字に対し、2023年第1四半期は1271億SRの黒字となり、39.2％の減少を示した。

同省はこの減少について、第1四半期の輸入が年間18.1％増加し、輸出が14.6％減少したことによるものだと指摘した。

失業率の低下

失業率の低下は、サウジアラビアの『ビジョン2030』に示されたもう一つの大きな目標であり、最新の四半期報告書は、王国が正しい方向に進んでいることを示している。

1月から3月にかけて、サウジアラビア人の失業率は8.5％となり、2022年第1四半期の10.1％から減少した。

サウジアラビア人男性の失業率は、2022年の同四半期に報告された5.1％から4.6％に減少した。

一方、サウジアラビア人女性の失業率は、前年同期の20.2％から2023年第1四半期には16.1％に減少した。

これは、サウジアラビアの失業率が2022年第4四半期に史上最低の8％まで低下した後に続くものである。興味深いことに、王国は2030年までに失業率7％を目標に掲げている。

サウジアラビア人の失業率の継続的な減少は、政府が一連のプログラムやイニシアティブを通じて市民に就職の機会を提供する努力を強化したこと、そして民間部門の役割によるものであり、これは明るい兆しだ」と、同省は述べている。