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スイス裁判所、ゴーン氏の捜査に関わる口座隠蔽の訴えを却下

日本の検察は、ゴーン氏の関係者が所有する銀行口座の記録を入手するため、スイスに法的支援を求めた。(AFP通信)
日本の検察は、ゴーン氏の関係者が所有する銀行口座の記録を入手するため、スイスに法的支援を求めた。(AFP通信)
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12 Mar 2022 12:03:27 GMT9
12 Mar 2022 12:03:27 GMT9

チューリッヒ:逃亡中の元自動車会社経営者カルロス・ゴーン氏の捜査のため、日本の警察当局が銀行口座の情報入手に向けて動く中、これを阻止しようとしたアラブ系実業家の訴えがスイスの裁判所によって退けられたことが、金曜日に発表された評決で明らかになった。

ルノー・日産アライアンスの立役者であるゴーン氏は、2019年末に日本からレバノンに逃亡して以来、複数に渡り捜査当局と争っている。金銭をめぐる不正行為があった疑いが持たれていることについて、同氏は自身の潔白を証明することを望んでいると述べている。

ゴーン氏は日産と三菱の両社の会長およびルノーの最高経営責任者を務めていたが、報酬を過少に申告し、会社の資産を私的流用した容疑で2018年に日本で逮捕された。同氏は犯行を否定している。

日本の検察当局は、ゴーン氏の関係者が所有する銀行口座の記録を入手するため、スイスに法的支援を求めた。昨年、チューリッヒの検察当局が記録を引き渡すことに同意したため、匿名の関係者が訴えを起こしたが、連邦刑事裁判所は金曜日にこれを却下したと発表した。

名前を明らかにされていない2つの銀行の「原告名義の口座に、不正に入手したとされる資金が入金されているとする具体的な根拠を日本の当局は示している」と判定された。

判決文には、訴えを起こした仕事関係者の名前は記されていない。チューリッヒの検察は、この人物についてアラブ系の実業家と述べるにとどめ、問題の2行の口座はチューリッヒに本社を置く銀行のものであるとだけ明らかにした。

ロイター

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