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日本にパレスチナを国家承認する意思はない

上川陽子外務大臣。(ANJ)
上川陽子外務大臣。(ANJ)
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01 Dec 2023 09:12:43 GMT9
01 Dec 2023 09:12:43 GMT9

カリドン・アズハリ

東京: 日本は現状、米国や西欧諸国の側に立っており、パレスチナを国家として認めようとはしていない。この問題の決断にあたっては、現地情勢と和平プロセスの行方を見定めていくという。
上川陽子外相は、パレスチナに対する日本の立場について質問したアラブニュース・ジャパンに、「日本はイスラエル・パレスチナ紛争の二国家解決及びパレスチナ の独立国家樹立の権利を含む民族自決権を一貫して支持してきている」と答えた。これは日本が政策変更に関し、待機戦術に出ていることを示唆している。
上川氏は金曜日、「パレスチナ の国会承認については、和平プロセスをいかに進展させるか」を踏まえ、「日本として引き続き総合的に検討していく」と説明した。
日本が決断を渋っていることは、パレスチナ国家承認の問題を前進できないことを明確に示している。
 
上川氏は「独立国家樹立に向けて努力しているパレスチナを政治・経済面から支援をしてきたところだ」と述べたが、つまり、日本政府の政治的決断力の欠如を補うために、経済支援が何らかの役に立つと示唆しているのである。
パレスチナ自治政府によると、139カ国がパレスチナを国家として認めている。 その中にはロシア、ウクライナ、中国、インド、インドネシア、パキスタン、北朝鮮、ブラジル、ブルガリア、アルゼンチン、アゼルバイジャン、バングラデシュ、ベラルーシ、ブルネイ、南アフリカとすべてのアラブ諸国が含まれている。

一般的にイスラエルの同盟国と見なされている欧米など西側諸国は、パレスチナを認めず、日本も同じ陣営にいることは明らかである。

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