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富士フイルム、治験開始=アビガン、増産も準備―新型コロナ

富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学(東京)は31日、抗インフルエンザ薬「アビガン」を新型コロナウイルスの感染者に投与し、治療効果と安全性を確認する臨床試験(治験)を開始したと発表した (EPA)
富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学(東京)は31日、抗インフルエンザ薬「アビガン」を新型コロナウイルスの感染者に投与し、治療効果と安全性を確認する臨床試験(治験)を開始したと発表した (EPA)
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01 Apr 2020 01:04:47 GMT9
01 Apr 2020 01:04:47 GMT9

富士フイルムホールディングス傘下の富士フイルム富山化学(東京)は31日、抗インフルエンザ薬「アビガン」を新型コロナウイルスの感染者に投与し、治療効果と安全性を確認する臨床試験(治験)を開始したと発表した。政府の要請を受けて3月上旬に生産を再開し、増産準備にも着手している。

アビガンをめぐっては、中国当局が新型コロナへの有効性を確認したとの見解を示し、治療薬としての期待が高まっている。日本国内では、既存の薬が効かない新型インフルエンザ向けの医薬品として承認されており、新型コロナへの有効性を改めて確認する必要がある。治験では、100人を目標に最大14日間投与する。 

安倍晋三首相は28日の記者会見で、「新型コロナウイルス感染症の治療薬として正式に承認するに当たって必要となる治験プロセスも開始する」と述べていた。

JIJI Press

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