• シュクリー外務大臣は、ガザからパレスチナ人を追放しようとするいかなる試みも認めないと述べた
• サーミフ・シュクリー・エジプト外務大臣：イスラエル政府の行いは自衛権をはるかに超えている

ゴブラン・モハメド

カイロ：エジプトは、10月7日のハマスによる攻撃以来、イスラエルからの爆撃に晒されているガザへの人道支援に関するパリ会議で、「イスラエルによる国際人道法違反への国際的沈黙」を非難した。

サーミフ・シュクリー・エジプト外務大臣は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が主催した会議で「イスラエル政府の行いは、自衛権をはるかに超えています」と述べ、「国際的な良心」の「不均衡」に抗議した。

シュクリー外務大臣は、ラファの検問所を通る人道援助について、イスラエルが限られた量しか許可していないと強調。そして「国際社会全体、特に援助国に、ガザのパレスチナ人への支援を続けるよう」促したと述べた。

「これまでにガザに届いている援助は、全住民のニーズを満たすには不十分です。援助の輸送に関して、イスラエルが故意に、計画的に課した複雑な問題が状況をさらに悪化させる一方です」と外務大臣は述べた。

シュクリー外務大臣は、ガザからパレスチナ人を追放しようとするいかなる試みも認めないと述べている。

また、エジプトは即時かつ持続可能な停戦を求めたと述べ、パレスチナ人を強制的に退去させたり、力づくで移送したり、国外追放したりするための新たな既成事実の押し付けを狙ったあらゆる行為を非難した。

外務大臣は、この戦争に関して一部の国々が取っているダブルスタンダードな政策に対し、エジプトは断固拒否の姿勢であることを強調した。

エジプトはすでに、紛争の結果が危険な方向に転じようとしていることを警告している。

アントニオ・グテーレス国連事務総長からの電話で、シュクリー外務大臣はガザ情勢についての調整と協議を話し合った。

シュクリー外務大臣とグテーレス国連事務総長は、ガザ地区で悪化している人道状況の詳細と、停戦を実現するための外交努力について詳細に議論した。それらは、パレスチナの民間人の命を守るために、そして完全な形で、安全に、持続可能な方法で人道支援と救援物資を運び込む機会を得るために必要とされている。

シュクリー外務大臣は、停戦の達成を推進するためのエジプトの政治運動と国際的な関係者との接触を強調した。

そして、最近の国連総会決議で具体化された、ガザにおける緊急の人道的停戦を求める国際合意に基づいて行動し、民間人を確実に保護する必要性を強調した。

シュクリー外務大臣は、今回の危機の影響を封じ込め、終わらせるための道筋について、事務総長が採択したバランスの良い立場を称賛した。

アフマド・アブ・ザイド外務省報道官は、ガザの悲劇的な状況を終わらせ、停戦を採択する必要性をグテーレス事務総長が強調したと述べた。

グテーレス事務総長は、今回の危機でエジプトが果たしている役割と、ガザ地区の人々への援助の用意と提供を称賛した。