• 首相は、国民に憲法上の権利を行使するよう呼びかけた
• 民主的プロセスが政治的多元主義への一歩として歓迎される

カイロ：エジプトのムスタファ・マドブーリー首相は、10日に行われた大統領選挙で自ら投票した後、国家の安定を伝えるために大統領選挙に参加するよう有権者に呼びかけた。

エジプト国民は10日に投票を開始した。アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領の3選と政権維持が確実視されている。

首相は、国民が憲法上の権利を行使することの重要性を強調した。

国家選挙管理局によると、すべての県の投票所で高い投票率が達成された。

エルシーシ氏のほかに、エジプト最古の自由主義政党ワフド党の党首アブデル・サナド・ヤママ氏、共和人民党の党首ハゼム・オマル氏、社会民主党の党首ファリド・ザハラン氏の3名が今回の大統領選に立候補した。

エルシーシ氏が投票に赴いたほか、閣僚、下院議員、上院議員も票を投じた。

サーミフ・シュクリー外相は投票後、選挙への参加は国民の義務であり責任であると述べた。

オマル・マルワン法務大臣は、投票開始から数時間の早期投票数が高いことを喜んでいると述べた。

投票後に演説したマルワン氏は、選挙プロセスへの国民の前向きかつ積極的な参加の重要性を強調した。

カイロ県の選挙管理委員会には、投票開始の約1時間前から人々が集まり始めた。

国家選挙管理局は、混雑による苦情を何件か受けたと述べた。

問題を解決し、投票プロセスを容易にするために、当局と調整を行ったと、同局は付け加えた。

投票は午前9時から午後9時まで3日間にわたって行われ、結果は12月18日に発表される予定である。

政府のメディア機関は、この選挙を政治的多元主義への一歩と呼んでいる。

「もちろん、私はエルシーシ大統領に投票します。私は彼が大好きです」と、ギザのバール・アル・アザム通りで投票していた4人の子供を持つ母、ナビア・アフメドさん（65歳）は語った。

「私はいつも大統領に投票します。私が投票するのは、子どもたちの安全を確保したいからです」

武装勢力との戦いの後、軍が支配を拡大したシナイ半島北部のエル・アリーシュでは、テロ攻撃で亡くなった兵士の名前を冠した学校が投票所として使用された。その投票所にはテロ攻撃の犠牲者の写真が飾られていた。

投票のために同投票所を訪れた大勢の公務員グループの一人である地元教育省職員のレイラ・アワドさんは、エルシーシ氏について「私たちの地域の安全を確保してくれました。私たちは流血を最も多く見てきました。私たちにできる最低限のことは、彼に投票することです」