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パレスチナ人、ガザ「ジェノサイド」訴訟を提起した南アフリカを称賛

2024年1月10日、占領地ヨルダン川西岸地区のラマッラー。南アフリカがイスラエルを相手取って国際司法裁判所に提訴した画期的な「ジェノサイド」訴訟を祝福するため、故ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領の銅像の周りに集まるパレスチナ人たち。(AFP)
2024年1月10日、占領地ヨルダン川西岸地区のラマッラー。南アフリカがイスラエルを相手取って国際司法裁判所に提訴した画期的な「ジェノサイド」訴訟を祝福するため、故ネルソン・マンデラ南アフリカ大統領の銅像の周りに集まるパレスチナ人たち。(AFP)
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11 Jan 2024 03:01:01 GMT9
11 Jan 2024 03:01:01 GMT9
  • 国連の最高司法機関による審理は11日に開始され、南アフリカは裁判官たちがイスラエルに対し、爆撃の停止を命じることを望んでいる。
  • 国連の国際司法裁判所(ICJ)は拘束力のある決定を下すものの、それを執行する能力はほとんどない。そしてイスラエルと米国はこの裁判に猛反発している。

パレスチナ自治区ラマッラー:10日、数十人のパレスチナ人が占領下のヨルダン川西岸地区にあるネルソン・マンデラ像の前に集まり、イスラエルによるガザへの爆撃をめぐる「ジェノサイド」訴訟を提起した南アフリカに感謝の意を表した。

群衆はパレスチナの旗を振り、演説に耳を傾け、「ジェノサイドを止めろ」、「ありがとう南アフリカ」と書かれたサインを掲げた。

国連の最高司法機関による審理は11日に開始され、南アフリカは裁判官たちがイスラエルに対し、爆撃の停止を命じることを望んでいる。

「私たちの苦しみを理解する人々に感謝を示すことは非常に重要だ」と、ラマッラーのイッサ・カシス市長は、群衆へ向けた演説後、AFPに語った。

「南アフリカは、私たちの心の声に耳を傾けてくれていると感じている」

南アフリカの与党である「アフリカ民族会議(ANC)」は、パレスチナの大義を長い間支持しており、これを、イスラエルと協力関係にあったアパルトヘイト政府に対する自らの闘いとしばしば結びつけてきた。

マンデラ氏は、南アフリカの自由は「パレスチナ人の自由なしには完全ではない」と述べたことは良く知られている。

南アフリカ駐パレスチナ代表のムブヨ・ムハングワネ氏は、同国民はマンデラ氏の言葉を忘れていないと語った。

「このメッセージは、我々は良い時も悪い時もパレスチナの友であり続けること、そしてパレスチナは孤独ではないということを、彼らに思い出させるものだ」と彼は語った。

国連の国際司法裁判所(ICJ)は拘束力のある決定を下すものの、それを執行する能力はほとんどない。

それにもかかわらず、イスラエルと米国はこの裁判に猛反発している。

9日、米国外交官トップであるアントニー・ブリンケン国務長官は、この裁判を「無意味なものだ」と断じ、ハマスやイランなどがイスラエルを地図上から消し去ることを公言している状況の中、「特に腹立たしい」と述べた。

先週、イスラエル政府のエイロン・レヴィ報道官は、南アフリカは、10月7日にハマスが行った攻撃に対し「政治的・法的な援護」を与えていると述べた。

AFPの公式集計によれば、この攻撃によってイスラエル側で民間人を中心に約1140人が殺害された。

イスラエルはそれ以来、陸海空からガザを爆撃し、ガザ保健省によると、少なくとも23,357人が死亡した。

その後、イスラエルは陸海空からガザを爆撃し、ガザ保健省によると、女性と子供を中心に少なくとも2万3357人が死亡したという。

ハマスの同胞に対する大量虐殺キャンペーンに犯罪的に加担している」とレヴィ報道官は述べ、「現代におけるナチスの継承者を支援するものだ」と非難した。

AFP

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