Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イエメン紅海沖でロケット砲発射の報告 フーシ派関与か

イエメン紅海沖でロケット砲発射の報告 フーシ派関与か

紅海のイエメン、ホデイダ港に停泊する船。(REUTERS/ファイル・写真)
紅海のイエメン、ホデイダ港に停泊する船。(REUTERS/ファイル・写真)
Short Url:
28 Feb 2024 03:02:05 GMT9
28 Feb 2024 03:02:05 GMT9
  • フーシ派は、イスラエルによるガザ地区のハマスへの攻撃に対抗して海上で一連の攻撃を続けている。今回の攻撃は、米国とその同盟国がこれらの阻止を目的に空爆を開始する中で起こった。

アラブ首長国連邦、ドバイ:27日、イエメン沖の紅海を航行中の船の側方でロケットが爆発したと同国当局が発表した。国内のフーシ派反乱軍による最新の攻撃の可能性が疑われている。

フーシ派は、イスラエルによるガザ地区のハマスへの攻撃に対抗して海上で一連の攻撃を続けている。今回の攻撃は、米国とその同盟国がこれらの阻止を目的に空爆を開始する中で起こった。

中東の海運を監督する英海軍の関連機関、英国海事貿易作戦局(UKMTO)は、攻撃はフーシ派が支配する港湾都市ホデイダから約110キロメートルの沖合で起きたと報告した。ロケットは船首から数キロメートル離れた場所で爆発したという。

UKMTOは、「乗組員と船に被害は無く、次の寄港地に向かっている」と述べた。

民間警備会社アンブレイ(Ambrey)の報告によると、標的となった船舶は当時この海域にいたマーシャル諸島船籍、ギリシャ所有のバルクキャリア(ばら積み貨物船)だとみられる。もう1隻、パナマ船籍でUAE所有の化学タンカーも近くにいたと同社は述べている。

APは関係船舶を直ちに特定することができなかった。

フーシ派は通常、攻撃の責任を主張するのに数時間かかるが、27日深夜の攻撃についてまだ動きはない。

11月以来、フーシ派はイスラエルとハマスの戦争をめぐり、紅海とその周辺海域の船舶を繰り返し標的にしてきた。その中には、フーシ派の主な支援国であるイラン向けの貨物を積んだ少なくとも1隻の船や、後にフーシ派支配地域に向かう予定だった援助船も含まれている。

米国主導の空爆が1カ月以上続いているにもかかわらず、フーシ派反体制派は依然として大規模な攻撃を行う能力を維持している。先週、彼らは重要な海峡で船舶に大きなダメージを与え、数千万ドル相当の米国のドローンを撃墜した。フーシ派は、イスラエルがガザ地区での戦闘行為を停止するまで攻撃を続けると主張している。アラブ世界の怒りを引き起こしているガザの戦争に関連するこれらの攻撃により、フーシ派は国際的に認知されつつある。

AP

topics
特に人気
オススメ

return to top