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米海軍空母が湾岸にとどまる:米国国防総省

米海軍空母「ニミッツ」は、イランと米国の緊張が高まる中、「緊張緩和」措置としてアラビア湾に留まる。(ファイル/ AP)
米海軍空母「ニミッツ」は、イランと米国の緊張が高まる中、「緊張緩和」措置としてアラビア湾に留まる。(ファイル/ AP)
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05 Jan 2021 12:01:33 GMT9
05 Jan 2021 12:01:33 GMT9
  • 「米国の決意を疑うべきではない」:米国国防長官代行
  • イランの司令官カセム・ソレイマニの死から1周年を迎えたこともあり、イランと米国の緊張は高まっている。

ワシントン:米国は日曜日、空母を湾岸からアメリカへ帰還するという決定を覆し、イランによる「最近の脅威」のため米海軍空母「ニミッツ」が海域に留まる予定だと国防総省が発表した。

「ニミッツ」は11月下旬から湾岸海域を巡視しているが、12月31日に発表された声明の中で、クリストファー・C・ミラー米国国防長官代行は、空母に「約10か月の派遣完了のため直接帰還する」よう命じた。

ニューヨークタイムズ紙は、米国当局者の言葉を引き合いにし、この動きは、ドナルド・トランプ大統領の任期終盤での紛争を回避するためのイランへの「緊張緩和」のシグナルの一部であると述べた。

しかし、ミラー氏は日曜日に方向を転じる新たな声明を発表した

「トランプ大統領や他の米国政府高官に対してイランの指導者が最近出した脅威のために、米海軍空母『ニミッツ』にその定期的再配備を停止するように命じた」と氏は述べた。

「米海軍空母『ニミッツ』は現在、米中央軍の作戦地域にとどまる。米国の決意を疑うべきではない。」氏はこれに関わる脅威について詳しく述べなかった。

氏の声明は、イランで崇敬されていたカセム・ソレイマニ司令官とそのイラク人中尉アブ・マフディ・アル・ムハンディス氏が、バグダッドで米国のドローン攻撃により殺害されてから1年を受け発表された。

日曜日、数千人のイラク人哀悼者が「復讐」と「アメリカへ『ノー』」と唱えた。

バグダッドのドローン攻撃の1周年は、最近ではイラン全土で、シリア、レバノン、イエメンなどの支持者によっても記念された。

トランプ大統領は、2018年にイランと世界の大国による画期的な核合意から米国を一方的に離脱させ、イランに対する「過去最高の制裁」キャンペーンを開始し、壊滅的な制裁を新たに課し、強化した。

両国は2019年6月以来、特にソレイマニ氏の殺害後、2度戦争の危機に瀕している。

ソレイマニ氏暗殺の数日後、イランはイラクで米軍と他連合軍の基地に対しミサイルのボレーを発射しており、トランプ大統領はそれ以上の軍事的対応を控えた。

AFP

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