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トルコ、S-400導入の後戻りは「問題がある」、米国との対話を模索

アンカラの国防省で記者会見するトルコのフルシ・アカル国防相(2021年1月13日撮影)(AFP通信)
アンカラの国防省で記者会見するトルコのフルシ・アカル国防相(2021年1月13日撮影)(AFP通信)
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14 Jan 2021 10:01:43 GMT9
14 Jan 2021 10:01:43 GMT9
  • アカル氏はまた、ロシアとの間でS-400ミサイル防衛システムの第2回納品分を受け取るための協議を行っていることを改めて表明した
  • バイデン氏は過去にタイイップ・エルドアン大統領の政策を批判してきた

アンカラ:トルコのフルシ・アカル国防相は、トルコ政府がロシアのS-400ミサイル防衛システムの購入を後戻りさせることは「非常に問題がある」と述べ、この問題に関する米国との対立は対話を通じて解決できるという希望を表明した。

アカル氏はまた、ロシアとの間でS400防衛システムの第2回納品分を受け取るための協議を行っていることを改めて表明した。

米国政府は先月、NATO加盟国であるトルコの国防産業庁(SSB)、同庁のイスマイル・デミル長官、そして他3人の同庁職員に対し、S-400を調達したことを理由に制裁を科した。

「我々が今いるところから後戻りするのは非常に問題がある。制裁などの脅迫的な言葉から距離を置くよう(米国に)求める」とアカル氏はアンカラで記者団に語った。

「我々は対話による問題解決を望んでいる。米国側が解決を望むのであれば、技術レベルでの作業で解決策を見つけることができるだろう」と同氏は述べた。

制裁措置はトルコ政府と米国政府が険悪な関係にある困難な時期に科せられた。ジョー・バイデン次期大統領は、ドナルド・トランプ氏の後任として1月20日に大統領に就任することが決まっている。バイデン氏は過去にタイイップ・エルドアン大統領の政策を批判してきた。

トルコはNATO加盟国から満足できる条件で防空システムを調達できなかったため、S-400の調達が必要だと主張してきた。

米国政府は、同国のF-35戦闘機やNATOの広範な防衛システムにとってS-400は脅威となるとしている。

トルコはこうした見方を否定し、S-400をNATOのシステムに導入しないと述べている。

ロイター通信

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