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トルコ、世界はロシア政府との「架け橋を拒絶する」ことはできないと発言

2021年9月29日、ソチでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談するロシアのプーチン大統領(右)。(AFP)
2021年9月29日、ソチでトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談するロシアのプーチン大統領(右)。(AFP)
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28 Mar 2022 12:03:29 GMT9
28 Mar 2022 12:03:29 GMT9
  • 「皆がロシアとの架け橋を拒絶するなら、誰が最後にロシアと対話するのか」
  • トルコ経済は、ロシアのエネルギー、貿易、観光に大きく依存している

ドーハ:トルコ大統領の報道官は日曜、「トルコと他の国々は、ウクライナの戦争を終わらせるためにロシアと対話しなければならない」と述べ、「キエフは自衛のため、更なる支援を求めている」と付け加えた。

NATO加盟国のトルコは、ロシアとウクライナの双方と良好な関係にあり、1ヶ月に及ぶ紛争の調停を試みている。

イブラヒム・カリン氏は、ドーハ国際フォーラムで「皆がロシアとの架け橋を拒絶するなら、誰が最後にロシアと対話するのか」と語った。

「ウクライナ人は、自衛のためのあらゆる支援を受ける必要がある…しかし、ロシア側の訴えも聞かなければならない。正当化しないまでも、理解するために、いずれにせよ訴えを聞くべきだ」と、カリン氏は付け加えた。

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍を撃退するための戦車、飛行機、ミサイルを提供するよう欧米に要請している。西側諸国は、ロシアの侵攻に対し、ロシア政府に徹底的な経済制裁を加えている。

トルコ政府は、「ロシアの侵攻は容認できない」としながらも、欧米の制裁には原則的に反対しており、これに加わっていない。

12月の通貨危機から既に疲弊していたトルコ経済は、ロシアのエネルギー、貿易、観光に大きく依存している。2月24日の開戦以来、数千人のロシア人がトルコに到着した。彼らはトルコを、制裁からの安全な避難場所だと考えている。

トルコ投資庁の長官であるAhmet Burak Daglioglu氏は、「一部のロシア企業はトルコに事業を移転している」と別途フォーラムで明らかにした。

パネルディスカッションで「トルコはプーチン大統領に利益となる相手と取引をしているか」と尋ねられた同氏は、「トルコはそのような相手を対象にしたり求めたりすることはない。疑問符のつくような投資や資本を追求することはない」と答えた。

しかし、ロシアの大富豪ロマン・アブラモビッチ所有のスーパーヨット2隻はトルコのリゾート地に停泊している。

西側諸国は、ロシア政府のウクライナ侵攻をめぐり、プーチンと同盟国を孤立させるため、アブラモビッチ氏や他にもロシアのオリガルヒ氏を制裁対象としている。

ロイター

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