イスタンブール:トルコ警察は、6名が死亡しさらに数十名が負傷したイスタンブールの繁華街における爆弾攻撃に関連してさらに容疑者を逮捕しており、拘留中の容疑者の数は50名に達したと、トルコ法相は火曜日に語った。
日曜日の爆発は商店とレストランが立ち並ぶ人気の大通りであるイスティクラル通りを標的とし、その爆発は市民の安心感を打ち砕いた2015年から2017年にかけてのトルコ市街における爆撃を鮮明に思い起こさせるものだった。
トルコ当局は非合法組織であるクルディスタン労働者党およびPKKならびにそれに所属するシリア系クルド人グループによる攻撃を非難した。
しかしクルド系武装勢力は関与を否定している。
ある政府高官は火曜日に、トルコはイラクにおけるPKK武装勢力に対する越境軍事行動を完了した後北部シリアにおいて標的を追跡する計画であると語った。
クルド系武装勢力やダーイシュがトルコに与えた脅威は容認できないものであり、アンカラを加えることで「いずれにせよ」その南部国境周辺の脅威を排除することになると高官は語った。
トルコは、PKKの一翼であると主張しているシリア系クルド人YPG武装勢力に対抗して北部シリアに3度の襲撃を行っている。
PKKはトルコ、米国およびEUによってテロ組織と見なされている。
大がかりな取り締まり
警察は爆発から数時間後イスタンブールにおいて強制捜査を行い47名を拘留し、その中にはイスティクラルにTNT爆弾を置いた容疑のあるシリア人女性が含まれていた。
警察はアハラーム・アル=バシールとして身元を特定したその女性がシリアからトルコに不法に越境しておりテロ攻撃を行ったことを認めていると語った。
火曜日にベキル・ボズダー法相は拘留中の容疑者の数が50名に達したと語ったが、詳細については言及しなかった。
「トルコは決意をもってテロと戦い続ける。」T24ニュース・ウェブサイトは法相の発言を引用した。
「いかなるテロ組織もトルコに対するいかなる謀略にも成功することはない。」
およそ80名がテロ攻撃後入院し、そのうち57名以上が退院している。負傷した市民のうち6名が集中治療を受けており、そのうち2名が危険な状態にあると、高官は語った。
爆発で死亡した6名は3つの家族の一員で、9歳と15歳の2名の少女が含まれた。
クルディスタン労働者党またはPKKは1984年以降トルコにおいて武装反政府活動を行ってきた。
その闘争により当時以降数万名の人々が死亡している。
アンカラとワシントンはいずれもPKKをテロ組織と見なしているが、シリアにおけるダーイシュ組織に対する闘争において米国と同盟関係にあるシリア系クルド人組織の立場に関しては考えを異にしている。
トルコはシリアにおけるクルド系武装勢力に対する米国の支援に強い憤りを覚えており、月曜日、トルコのスレイマン・ソイル内相は米国からの哀悼の言葉を拒絶すると語った。
AP