• サウジ・米：「紛争当事者が停戦を遵守しなければ、現在進行中のジェッダ対話の延期を検討する」

アラブニュース

リヤド：スーダンで交戦中の両陣営は新たな72時間停戦に合意した。現地時間18日午前6時から始まる。仲介役のサウジアラビアと米国が共同声明で明らかにした。

サウジ外務省は17日遅くに出した声明の中で次のように述べた。「サウジアラビア王国とアメリカ合衆国は、スーダン国軍（SAF）と即応支援部隊（RSF）の代表らがスーダン全土で72時間の停戦を実施することで合意したことを発表する」

「当事者らは、停戦中は禁止された移動、攻撃、軍用機やドローンの使用、砲撃、陣営の強化や兵力の補充を控えること、また停戦中に軍事的優位に立とうとする行為を控えることで合意した」

サウジアラビアと米国は、紛争当事者が停戦を遵守しなければ、現在進行中のジェッダ対話の延期を検討すると警告した。

今月サウジアラビアと米国が策定した停戦は、スーダン紛争の両陣営が互いに相手側が深刻な停戦違反を行ったと非難し合ったことで崩壊した。

紛争が始まって以来、何度も停戦が合意されては破られてきた。それは、5月末の停戦の試みが失敗に終わったことを受け米国がSAFとRSFの指導者らに対し制裁を科した後も続いている。

17日、スーダンの首都ハルツームの複数箇所で空爆が実施され、子供5人を含む民間人17人が死亡、住宅25軒が破壊された。

SAFと準軍事組織RSFの間の戦闘は3ヶ月目に入っているが、どちら側も明確な優位には立っていない。