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アラブの若者が最も住みたい国はUAE

18歳から24歳のアラブ人は、自国に最も見習ってもらいたい国としてもUAEを挙げた。(資料/ロイター)
18歳から24歳のアラブ人は、自国に最も見習ってもらいたい国としてもUAEを挙げた。(資料/ロイター)
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21 Jun 2023 03:06:27 GMT9
21 Jun 2023 03:06:27 GMT9
  • アラブ首長国連邦、サウジアラビア、カタールが、9年ぶりにモデル国の上位5カ国を占めた

アラブニュース

ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)は、12年連続で、若いアラブ人が最も住みたい国に選ばれている。20日にエミレーツ通信社が報じた。

アラブの青年を対象に行った調査で、18歳から24歳のアラブ人は、自国に最も見習ってもらいたい国としてもUAEを挙げたことがわかった。

コミュニケーションのコンサルティング会社ASDA’A BCWが毎年実施しているこのアンケートは、アラブ世界の2億人以上の若者を対象とし、この種の調査では最大規模である。

アラブの若者の約4人に1人(24%)が最も住みたい国としてUAEを挙げ、米国(19%)、カナダ(19%)、カタール(14%)、英国(13%)がその後に続いた。9年ぶりに、カタールがモデル国家の上位5カ国にランクインした。

ASDA’A BCW 設立者のスニール・ジョン氏は、「カタールが、住みたい、見習いたい国の上位5カ国に入ったことは特に注目に値します」と指摘した。

「この結果には、昨年11月と12月に開催された2022 FIFAワールドカップの非常に肯定的な影響が反映されています。あの大会が地域経済とアラブの誇りを活性化させる効果をもたらしたのは明白です」

さらに、アラブの若者の22%が、自身が見習いたい国としてUAEを挙げ、米国(19%)、カナダ(16%)、カタール(15%)を上回った。サウジアラビアと英国は同率5位だった(11%)。また、サウジアラビアがモデル国に選ばれたのは2017年以来初めてである。

UAEが望ましいとされる国の地位を確立した要因はさまざまだ。今年の調査対象になった18カ国のアラブの若者によると、UAEの特性のトップ5は、治安と保障(41%)、経済成長(28%)、効果があり「ビジョンにもとづく」リーダーシップ(24%)、衛生的な環境(22%)、起業のしやすさ(20パーセント)だった。

また、UAEは、子育てに理想的な場所(19%)としても高く評価されている。その理由は、豊富なキャリアの可能性(17%)、優れた学校(16%)、強い文化的アイデンティティと伝統(16%)、高い給与(13%)などだ。

ジョン氏は、「UAEは、仕事、チャンス、そして自身の可能性を最大限に発揮する自由を求めるアラブの若者にとって道標であり続けています。世界経済は不確実ですが、それゆえに同国の有利な特性やリーダーシップの健全なビジョンが余計に際立って見えるのです」と説明した。

「現在、GCC諸国は、貿易、金融、観光、教育、医療などのダイナミックな拠点として成長する中で、世界級のインフラへの投資を増やしています。アラブの若者たちは、これらの国々をモデル国として見ています。仕事をして豊かになる機会が用意され、より良く充実した生活を実現できる可能性を評価しているからです」

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