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紛争地スーダンで行方不明の女性や少女への深刻な懸念が広がる

スーダンの首都ハルツームで、暴力から逃れるためにロバに乗るスーダンの女性たち。(AFP/ファイル)
スーダンの首都ハルツームで、暴力から逃れるためにロバに乗るスーダンの女性たち。(AFP/ファイル)
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03 Aug 2023 04:08:44 GMT9
03 Aug 2023 04:08:44 GMT9
  • 行方不明の親族(多くの場合、少女や女性である)の消息を求め、不安の中で多くの家族が必死にソーシャルメディア上を探している
  • オンライン支援プロジェクトMafqoud(行方不明の意)では、行方不明者の氏名と写真、家族の電話番号を掲載している

ワドメダニ、スーダン:アマル・ハッサンさんは、年老いた母親の様子を確認するため、スーダンの戦争の混乱の中で5月30日、必死になって首都ハルツームの家を出発した。
彼女はまだ戻っていない。

彼女の夫と3人の子どもはハルツーム大都市圏の一部、オムドゥルマンに住んでいる。スーダンでは数百もの家庭が失踪した家族の消息を必死に探しており、彼らはその一例だ。

4月中旬に軍と準軍事組織である即応支援部隊(RSF)との間で戦争が勃発して以来、少なくとも3900人が殺害された。

消息不明者はさらに数百人に上る。残された家族は、彼らが戦闘で死んだのか、それとも戦闘員に拉致されたのかと不安に駆られている。

親族の消息を求めて、不安に駆られた多くの家族がソーシャルメディア上を必死に探している。多くの場合、消息不明者は少女や女性であり、この戦争では性的暴力が繰り返し報告されている。

オンライン支援プロジェクトMafqoud(行方不明、の意)では、行方不明者の氏名を、その写真と家族の電話番号とともに掲載している。

17歳の少女、サバ・バルーラ・モフタールさんもその一人だ。彼女は、5月18日にオムドゥルマンで目撃されたのが最後となっている。

人権団体やスーダンを拠点とする活動家によれば、多くがRSFによって連れ去られたという。

ハルツーム北部の家族のもとに戻った女性の一人、ヘバ・エベイド氏さんは、準軍事組織に3カ月間拘束されており、彼らは、自分や他の女性や少女に対して料理を作るよう強要したと語った。

行方不明者のうち数名は、アブドゥルファッターフ・ブルハン・アブドゥルラフマーン・ブルハン主権評議会議長とRSFのモハメド・ハムダン・ダガロ司令官との戦闘において、銃撃戦や砲撃、空爆で死亡したのではないかと懸念されている。

アフリカの角の女性のための戦略的イニシアティブ(SIHA:the Strategic Initiative for Women in the Horn of Africa)の報告書によれば、他の不明者は誘拐され、時には3,000万スーダン・ポンド(約54,545ドル相当)の身代金を要求されているという。

解放されたのは比較的に幸運であった数名だ。数日や数週間、あるいは数カ月にわたって監禁された後、道端に置き去りにされることもある。

スーダン拉致被害者協会(the Sudanese Association for Victims of Forced Disappearance)は、「この戦争中に、430人の失踪報告」を行ったという。

同協会は、行方不明の男性、女性、子どもの名前を、ハルツームの南200キロ(125マイル)に存する、多くの避難民が逃れてきた町であるワドメダニの警察署に報告している。

同協会に協力している弁護士のオスマン・アル・バスリ氏は、「生存者によれば、これらの拉致はRSFの仕業です」とAFPに語った。

SIHAはまた、準軍事組織に誘拐され、炊事や洗濯をさせられたという女性たちの証言も集めている。

SIHAは、書面で発表した声明において「私たちがこれまで数えた行方不明の女性と少女は31名に上ります」という。

「しかし、実数はもっともっと多いと考えています。行方不明の女性の家族が、汚名となることを恐れて報告を避けているのです」

誰もが心の奥底に抱いているのは、失踪者が性的暴力の被害を受けているのではないかという恐怖である。現在も過去も、スーダンの紛争において性的暴力は横行している。

4月15日以来、政府の「女性と子どもに対する暴力撲滅ユニット」は、ハルツームおよびダルフール西部地域で108件の性的暴行を記録している。

同ユニットは、実際の件数は、犠牲者全体の数字と同様、はるかに高い可能性があることを強調している。治療を受け、被害報告を決断した者のみを計上しているためだ。

実際にはさらに多くの人々が、自宅で、声を上げないまま苦しんでいると考えられる。

スーダンのほとんどの病院は閉鎖されており、警察は、警察署がRSFに襲撃され略奪されたために街頭から姿を消した。

家庭は抵抗委員会に頼っている。抵抗委員会とは、かつて民主化デモを組織し、現在は支援を提供している近隣集団である。

彼らは、時には爆撃された建物の瓦礫から生存者を掘り出すのを手伝い、時には近隣を恐怖に陥れ、財産を略奪したとして告発されたRSFの戦闘員たちに立ち向かった。

ハルツームのアル・ハルファヤ委員会によると、7月3日、RSFの戦闘員による若い女性2人の誘拐を市民らが阻止することに成功した。

同委員会は、親族や近隣住民らが、3つの事件で誘拐された少女4人を解放した案件もあると述べた。

首都から遠く離れたダルフールやセンナール州、白ナイル州でも、女性や少女の行方不明が報告されている。

西ダルフールの首都エル・ジェニーナから逃れ、チャドからAFPの取材に応じたハリマ・ハロウン氏は、「娘のナジャ・モハメッド・アダムは16歳です。もう45日間も連絡がありません」と語った。

「死んでしまったのか生きているのか、何もわからないんです」

ある準軍事組織関係者は匿名を条件として取材に応じ、「RSFは誰も拘束していない」と拉致を否定した。

同関係者は、RSFが「拘束しているのは一人だけであって、それは彼が犯罪で告発されているからです」と付言した。

AFP

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