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2023年、世界的に人道危機がエスカレートするとサウジアラビアが警告

会議の議長を務めたアキル・アル・ガムディ氏は、OCHAは2023 年により大きな課題に直面しなければならないと述べた。(SPA)
会議の議長を務めたアキル・アル・ガムディ氏は、OCHAは2023 年により大きな課題に直面しなければならないと述べた。(SPA)
会議の議長を務めたアキル・アル・ガムディ氏は、OCHAは2023 年により大きな課題に直面しなければならないと述べた。(SPA)
会議の議長を務めたアキル・アル・ガムディ氏は、OCHAは2023 年により大きな課題に直面しなければならないと述べた。(SPA)
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09 Dec 2022 05:12:58 GMT9
09 Dec 2022 05:12:58 GMT9
  • 危機がエスカレートして最も影響を受ける地域は、アフリカの角、サヘル地域、アフリカ大湖地域、ハイチ、ウクライナ

アラブニュース

ニューヨーク:翌年、世界中で人道的ニーズが高まり、国際社会の団結と国連のドナーの継続的な支援が必要になると、サウジアラビアの援助の専門家が警告していることを、12月8日、国営サウジ通信が報じた。

サルマン国王人道援助救援センター(KSRelief)で計画と開発のスーパーバイザー・ゼネラルディレクター補佐を務めるアキル・アル・ガムディ氏は、危機がエスカレートして最も影響を受ける地域は、アフリカの角地域、サヘル地域、アフリカ大湖地域、ハイチ、ウクライナであると述べた。

経済格差、気候変動、食糧不足、燃料や肥料の価格上昇、新型コロナウイルスの世界的大流行、エボラやコレラの発生など人道状況に壊滅的な影響を与える要因により、これらの地域の状況は悪化の一途をたどりそうだ。

アル・ガムディ氏は7日、ニューヨークで開催された国連人道問題調整事務所(OCHA)のドナー支援グループのハイレベル会議で発言した。

会議の議長を務めた同氏は、OCHAは2023年には、さらに大きな課題に向き合わねばならず、グループの団結した対応と継続支援が必要になると述べた。

また、2023年から2026年までの期間におけるOCHAの戦略的計画の詳細や、翌年の事務所の予算についても説明した。同氏は、特に必要性の度合いに基づきリソースを割り当てるための優先順位の設定や予算運営委員会の設立について、その進捗ぶりを称賛した。

OCHAのジョイス・ムスヤ人道問題担当事務次長補佐兼緊急援助調査官代理は、大半の国が直面している経済状況や新型コロナウイルスの世界的大流行の影響を考慮して、ドナー支援グループのメンバーが、特に資金面で支援を動員するという申し出を、OCHAは評価していると述べた。

ムスヤ氏は、OCHAが利用できるリソースを効率的に活用して取り組んでいる点を強調した。

OCHAの戦略計画、予算管理、財務の責任者、ジュリー・ビリングス氏は、OCHAの2023年の予算とOCHAが実行しているいくつかの段階的な手順について説明した。

ビリング氏は、OCHAは必要な資金をはっきりさせるために世界中の支所を常に評価して、人道状況が改善された地域への支援を減らして、優先すべきニーズのある他の地域に対応するために資金を移転できるようにしていると述べた。

ドナー支援グループのトップでサウジ王国の代表でもあるアル・ガムディ氏は、OCHAの代表者とドナー支援グループのメンバーに対し、2日間にわたる会議への出席と貴重な貢献に感謝の意を表した。

同氏は、リヤド国際人道フォーラムと同時開催される、翌年2月のリヤドでの第4回ハイレベル会議に同席者を招待した。

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