ジェッダ: 日本はサウジアラビアとイランの合意に支持を表明した。
外務省の小野日子報道官と足立秀彰内閣副広報官は日曜日、サウジアラビアの報道陣とのブリーフィングを行った。
アラブニュース・ジャパンは、石油輸送の安全保障に寄与するイランとサウジの合意に関しての日本の見解について質問した。日本は情勢緩和の努力を支持しているのか?この質問に対し、日本の外務省報道官は次のように答えた。
「日本は両当事者によるエスカレーション抑制の努力を歓迎します。日本もまた中東情勢の安定化の一翼を担いたいと考えています」と小野報道官はアラブニュース・ジャパンに語った。
日本・サウジアラビア首脳会談及びビジネス円卓会議には、使節団メンバーが日本の経済界から多数参加した。サウジアラビア企業の代表による様々な分野についてのプレゼンテーションが行われ、その後、両国企業による協力関係の調印と交換が行われた。
また、日本と湾岸協力会議(GCC)は、約14年間中断していた自由貿易協定(FTA)交渉を再開すると発表した。
岸田文雄首相は、サウジアラビアのビジョン2030に対する日本の揺るぎない支持に言及し、また、2016年に合意された日本・サウジアラビアビジョン2030と呼ばれる協力枠組みの新章に進むことで、日本とサウジアラビアの協力をさらに拡大する用意があることを表明した。
日本は、最先端技術や医療・ヘルスケアサービスなどの分野での協力をさらに拡大したいと考えている。また、中東を次世代に向けたサプライチェーンの世界的ハブとすることに貢献したいと考えており、グローバル・グリーン・ジャーニーと呼ばれる新しいコンセプトの実現に向けてさらに協力していきたいと考えている。
日本の経済界はサウジアラビアへの投資に高い関心を持っており、そのため多くの企業が今回の中東、特にサウジアラビアへの経済ミッションに参加した。
首相はサウジアラビアの皇太子と会談し、外交・安全保障に関する3つのポイントについて話した。
「経済・貿易に関しては、特に日本の使節団からなる日本の経済界が、官民双方における二国間貿易と投資のさらなる拡大を求めていくことを期待しています」と小野報道官は述べた。