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日本の株式が29年ぶりの高値、ワクチンとバイデンの政権移行が材料

東京証券取引所の株価を表示する電子株価ボードの前を通り過ぎる男性。2020年11月24日、東京にて撮影。(AFP)
東京証券取引所の株価を表示する電子株価ボードの前を通り過ぎる男性。2020年11月24日、東京にて撮影。(AFP)
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24 Nov 2020 02:11:27 GMT9
24 Nov 2020 02:11:27 GMT9

東京: 日本の株式が火曜、29年ぶりの高値を付けた。安価なコロナウィルスワクチンの開発が迅速な景気回復に対する希望を押し上げた一方で、米国大統領に選ばれたジョー・バイデンの正式な政権移行が認められたことも、市場心理を引き上げた。

日経225指数はグリニッジ標準時02:04までに2.58%上昇して26,186.53となり、1991年5月以来の最高値に達した。より幅広い銘柄が対象となるTOPIXは2.23%高の1,765.91となった。エネルギー、不動産、金融株が上昇を主導した。

アストラゼネカが月曜、同社のCOVID-19ワクチンの効果が最大90%に達する可能性があり、ライバルのワクチンよりも製造コストが安価で出荷も容易であると発表し、世界の株価を引き上げた。

米国大統領に選ばれたジョー・バイデンがホワイトハウスへの移行を開始する許可を受けたこと、および元連邦準備制度理事会議長のジャネット・イエレンが次期財務長官に選ばれる見込みとの報道も、株価を押し上げた。

「我々はワクチンに近づきつつあり、次の米国政権からはより多くの政治的支援も受けられるだろう。その両方が株価にとってポジティブな材料」と、三菱UFJ国際投信のチーフファンドマネージャー石金淳は述べた。

日本や他の多くの国はパンデミックの第3波の最中にあり、ウィルスの拡散を抑えるために実施されている営業活動の制限を終わらせるためには、手頃な価格のワクチンが必須とみなされている。

TOPIXコア30の中で最も上昇した銘柄は、信越化学工業の4.42%、次にファナックの3.67%だった。

TOPIX 30の中で値動きが冴えなかったのは、0.76%安となったKDDI、次に0.09%安の任天堂だった。

日経指数の中で値上がりしたのは219銘柄、値を下げたのは5銘柄だった。

東京証券取引所の主要市場の出来高は、過去30日の平均が11.5億株だったのに対し、6.3億株だった。

ロイター

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