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バーレーン王国政務担当外務次官がアラブニュース・ジャパン主催のイベントで二国間関係やアブラハム合意について議論

バーレーン王国政務担当外務次官のシェイク・アブドッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドッラ―・アール・ハリーファ博士と同国外務省が火曜日、東京で開催されたアラブニュース・ジャパンの座談会に出席した。(アラブニュース・ジャパン)
バーレーン王国政務担当外務次官のシェイク・アブドッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドッラ―・アール・ハリーファ博士と同国外務省が火曜日、東京で開催されたアラブニュース・ジャパンの座談会に出席した。(アラブニュース・ジャパン)
バーレーン王国政務担当外務次官のシェイク・アブドッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドッラ―・アール・ハリーファ博士。(アラブニュース・ジャパン)
バーレーン王国政務担当外務次官のシェイク・アブドッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドッラ―・アール・ハリーファ博士。(アラブニュース・ジャパン)
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14 Sep 2022 01:09:34 GMT9
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  • シェイク・アブドッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドッラー・アール・ハリーファ博士が故安倍首相を悼み、中東の平和の推進に向けた同国の取り組みを紹介

アラブニュース・ジャパン

東京: バーレーン王国政務担当外務次官のシェイク・アブドッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドッラー・アール・ハリーファ博士と同国外務省が火曜日、東京で開催されたアラブニュース・ジャパンのイベントに出席した。

約3年前にアラブニュース・ジャパン創刊の発表会場となった日本外国特派員協会で開催されたこのイベントで、アール・ハリーファ博士はまず日本の元首相、安倍晋三氏に追悼の意を表すところから話を始めた。

「安倍元首相がお亡くなりになったことに深い哀悼の意を表します。安倍元首相は自国に尽くし、バーレーンと日本の二国間関係の発展に努めた偉大な指導者であり、2013年のバーレーンへの歴史的な訪問が思い返されます。」と博士は述べた。

続けて、博士が率いるバーレーン代表団の東京での第6回日本・バーレーン政策対話を通じた二国間関係の強化について語った。

また、今年が両国の国交50周年であることを踏まえ「バーレーンと日本の二国間関係50周年を記念する一連の祝賀行事がすでに始まっています」と述べた。

イベントはアラブニュース・ジャパンの地域代表、アリ・イタニがモデレーターを務めた。(アラブニュース・ジャパン)

「実は日本とバーレーンの関係はさらに深く、バーレーンは90年以上にわたって日本と商業取引があります。アラビア湾で最も古くからある油井は1932年に創業開始したバーレーンの油井で、我が国初の石油の国際輸出は1934年の日本向けの輸出であり、それ以来発展が続いています。商業的な結びつきは外交的な結びつきよりも強いといえます。」


イベントではNHK、毎日新聞、時事通信、共同通信など日本の有力メディアによる質疑応答が行われた。 (アラブニュース・ジャパン)

バーレーンは1年前、米国の仲介によりイスラエルとアラブ諸国の間で結ばれた一連の外交協定であるアブラハム協定に署名した。アール・ハリーファ博士はこの協定のバーレーンへの影響を中東内諸国との関係や国際的な観点から述べ、バーレーンのイニシアチブがパレスチナの人々に与える恩恵についても説明した。

「アブラハム合意への署名とイスラエルとの国交正常化は、純粋に中東諸国とともに平和と繁栄へのビジョンを構築することを目的としています。」と博士は言う。

「バーレーンは多様な文化が共存する島国であり、宗教的な寛容さ、受容、共存という長年の文化的遺産が根付いています。」

イスラム教徒以外にも「我が国にはキリスト教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、バハー教徒がおり、みな平和に共存しています」と述べた。

アール・ハリーファ博士はイスラエルとパレスチナの紛争に関するバーレーンの立場とパレスチナ国家の樹立に対するバーレーンのコミットメントを改めて表明した。「パレスチナには東エルサレムを首都とする独立国家を樹立するという1967年以来の歴史的な目標があり、バーレーンはそれを全面的に支持しています。」

「イスラエルとの関係構築は、パレスチナ人を見捨てるという趣旨や、パレスチナ人への支援に対するバーレーンの立場が変わることを意味しません。むしろイスラエルとオープンなコミュニケーションや信用と信頼を確立することで、パレスチナへの支持を強化・発展させるための土台になると信じています」と博士は補足した。

サウジアラビアとバーレーンの関係についてアール・ハリーファ博士は、両国はあらゆる政治問題に関する協力を強め、中東地域の安全と安定を守るという共通の立場を築き協力することを合意したと述べた。

「バーレーンとサウジアラビアは何世紀にもわたり戦略的関係にあり、現在サウジアラビアは我が国最大の貿易パートナーであり、あらゆる分野で両国の協力関係が最高レベルに高まっていくと強く確信しています。」

「そのため二国間の関係におけるありとあらゆる問題をフォローアップするため、大臣をそれぞれの議長とする5つの委員会からなる最高レベルの実務メカニズムが継続的に機能しています。両国の指導者は(サウジアラビアがジェッダで主催した)安全保障開発サミットの成功を受けて、中東の安全保障と安定に全面的にコミットしています。」

中東はサウジアラビアのサルマン国王のリーダーシップを「常に、強く必要」としており、バーレーンは湾岸協力会議(GCC)加盟国であり、GCCの議長国であるサウジアラビアと様々なテーマで協力していると述べた。

宇宙などの新しい分野における日本とバーレーンの協力関係について、アール・ハリーファ博士はアラブニュース・ジャパンに次のように語った。「宇宙分野は両国の協力体制に新たに加わるものの一つです。バーレーンの宇宙機関はJAXAと協力関係にあります。JAXAには我が国初となる人工衛星打ち上げを支援していただきました。」

「そして、我が国の宇宙機関とJAXAの協力体制の強化を、できれば近いうちに協定の締結という形で具体化することを期待しています。これは両国で議論してきた分野の一つです。」

このイベントはアラブニュース・ジャパンの地域代表、アリ・イタニがモデレーターを務め、NHK、毎日新聞、時事通信、共同通信など日本の有力メディアによる質疑応答が行われた。

このイベントにはアハメッド・アルドーセリ駐日バーレーン大使と、アール・ハリーファ博士が率いる政府・財界関係者からなるバーレーン代表団の出席のもと開催された。

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