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ベツレヘム 祝祭は控えめでもクリスマス気分は最高潮

占領下のヨルダン川西岸地区、ベツレヘムの降誕教会にある洞穴の中で祈るキリスト教徒の礼拝者。2021年12月19日撮影。(AFP)
占領下のヨルダン川西岸地区、ベツレヘムの降誕教会にある洞穴の中で祈るキリスト教徒の礼拝者。2021年12月19日撮影。(AFP)
占領下のヨルダン川西岸地区、ベツレヘムの降誕教会に集まるローマ・カトリック教会の聖職者たち。2021年12月21日撮影。(AFP)
占領下のヨルダン川西岸地区、ベツレヘムの降誕教会に集まるローマ・カトリック教会の聖職者たち。2021年12月21日撮影。(AFP)
占領下のヨルダン川西岸地区、ベツレヘムの降誕教会を訪れる信者たち。2021年12月21日撮影。(AFP)
占領下のヨルダン川西岸地区、ベツレヘムの降誕教会を訪れる信者たち。2021年12月21日撮影。(AFP)
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24 Dec 2021 05:12:53 GMT9
24 Dec 2021 05:12:53 GMT9
  • 毎年恒例のパレードは開催されるが、オミクロン変異株の影響でパフォーマンスや観光客の数は減るだろう

ハジム・バルーシャ

ベツレヘム:ベツレヘムのミュージシャンたちは12月24日のパレードに向けて最終調整に入っている。最近のCOVID-19感染者数の急増にもかかわらず、観光客が集まるイベントが行われる。

パレスチナのヨルダン川西岸地区のこの都市では、オーケストラやスカウトのグループは祝祭に欠かせない存在だ。これらのバンドは、キリスト教徒がイエス・キリストの生誕地だと信じている降誕教会前の広場など、重要な場所で演奏することになっている。

パレードは通常、朝に始まり、真夜中のミサまで1日中続く。しかし、コロナウイルスの大流行のため、回る場所の数はこれまでの年よりも少なくなる。

パレスチナ自治区では予防接種プログラムが増加しているものの、オミクロン変異株の出現で、ベツレヘムの観光事業の大幅な再開は阻まれる可能性が高そうだ。

だが、住民のサメル・ホドリー氏(47歳)は、人々の盛り上がりは変わらないと言った。「また歯がゆい思いをしてはいますが、クリスマスの雰囲気と気分を楽しんでいます」

国外からの訪問者や、イスラエル、ヨルダン川西岸地区とガザ地区の他都市のパレスチナ人もベツレヘムを訪ねる予定を諦めていない。

ベツレヘムのアントン・サルマン市長は、COVID-19の新たな流行の波に対する恐れはあるものの、賑やかな祝祭は予定どおり行われると述べた。

「ベツレヘムとその住民はキリストの生誕の喜びを味わえてしかるべきです」と市長は付け加えた。

降誕教会は何世紀にもわたってクリスマスの祝祭の中心であり、世界から訪問者が集まる。

フランシスコ・パト神父は言った。「オミクロン変異株の出現という良くない知らせもありますが、巡礼者が再び訪れ、この地でキリスト教徒とともに祝えることを願っています」

ベツレヘムのクリスマスは、キリスト教の宗派によってさまざまな日時に祝われる。カトリック教会とプロテスタント教会は12月24日、正教会は1月7日に祝い、その後にアルメニア教会の祝日が続く。

観光客数が落ち込むという予想は、ベツレヘムの経済に深刻な影響を及ぼした。

アンティーク店のオーナー、ロレーン・サッバ氏は言った。「ベツレヘムは、最近の外国人観光客の減少により、経済的に破綻しています。でも、国内外の観光業はゆっくりではありますが回復しつつあります」

サルマン市長は言った。「パンデミックにより、ホテル67軒、古代遺物店170店、数十のレストランや施設が閉鎖されましたが、再開し始めています」

もともとベツレヘムは観光業に大きく依存しており、毎年、自治体がクリスマス市を催し、地元の人々に商品を売り込む場を提供している。

ベツレヘムの広報ディレクターのガルメン・ガッタス氏は説明した。「クリスマス市はパンデミックと閉鎖の影響を受けた人々のビジネスを盛り上げる好機です。私たちは幸せを味わいたいのです。パンデミックにその邪魔はさせません。私たちはベツレヘムの街の観光業を復活させるために予防措置を取ります」

観光客のナジュワン・サフィ氏は2年間の中断を経てまたベツレヘムに行けるのを喜んでいる。彼女たちは、クリスマスツリーのそばで写真を撮ろうとメンジャー広場に集まった。

「私は毎年ベツレヘムを訪れ、クリスマスの祝祭に参加していました。でも今年は、新しい変異株のため、クリスマス市に行って、クリスマスツリーの前で写真を撮れるだけです。私たちは喜びと幸せを味わっていいはずです」とサフィ氏は言った。

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