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イスラエル警察がアル・アクサのパレスチナ人抗議デモと衝突 逮捕者、負傷者も

2022年5月5日、イスラエル治安部隊とパレスチナ人の衝突の中、男性が2人地面に倒れている。(AFP)
2022年5月5日、イスラエル治安部隊とパレスチナ人の衝突の中、男性が2人地面に倒れている。(AFP)
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06 May 2022 12:05:12 GMT9
06 May 2022 12:05:12 GMT9
  • イスラエル警察は警棒とゴム弾でパレスチナのデモ隊を鎮圧
  • 旗を掲げた、少なくとも600人のイスラエル人入植者がモスクの中庭に行進した後に抗議活動は発生した

モハメド・ナジブ

ラマッラー:木曜日、東エルサレムのアル・アクサ・モスクがイスラエル国旗を掲げた過激派入植者に占拠され、これに抗議したデモにイスラエル警察が介入した。少なくともパレスチナ人16人が負傷した。

このデモは、旗を掲げた、少なくとも600人のイスラエル人入植者がモスクの中庭に行進した後に発生した。警察は約50人の男性を逮捕した。

この事件は、ユダヤ人によるモスクへの訪問が再開されたことを受けて発生したもので、1948年のイスラエル独立記念日と重なる。

イスラエル警察は、警棒とゴム弾でパレスチナ人デモ参加者を鎮圧した。他の参加者は事態が収束するまでモスク内に留まった。

これに先立ち、過激派組織「テンプル・マウント」は、イスラエル全土のユダヤ人に対し、モスクの中庭を占拠して独立記念日を祝うよう呼びかけていた。

モスクでは、数百人の若いパレスチナ人が祈りを捧げ、ユダヤ教の宗教学校の校長を含む入植者グループへの抗議のスローガンを唱えた。

イスラエル警察は、若者たちがアル・アクサに入るのを阻止し、他の人々を逮捕し、尋問センターに連行した。

ユダヤ人によるアル・アクサへの訪問は、4月22日から木曜日まで停止されていた。

ヨルダンのイスラム問題担当相モハメド・アル・カライレ氏は、ユダヤ人過激派によるアル・アクサへの度重なる襲撃を世界のイスラム教徒に対する「挑発」だとし、イスラエル当局に今後の襲撃を取り締まるように促した。

アル・アクサ・モスクの責任者、オマール・アル・キスワニ氏は、パレスチナ人が「アル・アクサはイスラム教徒のためにあり、我々の存在と、この地を守る決意は変わらない」というメッセージを送ったと述べた。

彼は、モスクが「占領政府に利用される選挙や政争の劇場にはならない」と述べ、「アル・アクサはそれらを超越した存在だ」と付け加えた。

パレスチナの諸派は、ユダヤ人入植者を「パレスチナ人と、その聖域に対する戦争の炎をあおっている」と非難した。イスラエル政府に対し、過激派ユダヤ人がこの場所を襲撃することを許さないように警告した。

イスラム聖戦の報道官であるタリク・サルミ氏は、アル・アクサの礼拝者は、宗教的な場所を分割しようとするイスラエルの試みに対する「最初の壁」を象徴していると述べた。

エルサレム・イスラム・クリスチャン委員会は月報で、4月に4700人の入植者がアル・アクサを襲撃し、イスラエル警察は30人の子どもを含む775人のパレスチナ人を逮捕したと発表した。

パレスチナ赤新月社によると、警察との衝突で180人以上のパレスチナ人が負傷した。

ヘブロンでは水曜日、入植者たちがイスラエルの独立を祝うために、アル・イブラヒミ・モスクで国旗を掲げ、花火を打ち上げた。

イスラエル空軍は木曜日、1967年のヘブロン占領以来初めて、モスクの上空を通過した。

イスラエルのメディアによると、アル・アクサでの衝突を受け、軍はガザ地区からイスラエルの都市を狙うロケット攻撃の可能性に備えているという。

パレスチナ大統領府のエルサレム問題担当顧問アハマド・アル・ルワイディ氏は、イスラエル当局が入植者の侵攻を支援していると非難し、宗教戦争の脅威を警告した。

観測筋によると、アル・アクサにおけるイスラエルのエスカレートは、このイスラム教とキリスト教の聖地に対するヨルダンの守護を弱め、イスラエルを決定権者として維持することを目的の一つとしているという。

ハマス政治局長のイスマイル・ハニエ氏は、「アル・アクサのパレスチナ人守護者たちは、ユダヤ人過激派に旗を降ろさせ、敗北を認め、出てくるように求めた」と述べた。

さらに、「我々はこのような状況に対し、今後も複数の正面から立ち向かっていく。我が国民は降伏することなく、より多くの勝利を獲得していくだろう」と述べた。

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