アンマン:ヨルダンは、イスラエルが占領下のヨルダン川西岸地区に新たに1000戸の入植者向け住宅を建設すると発表したことを、暴力がエスカレートする中でのパレスチナ人に対するさらなる侮辱であるとして非難した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がこの計画を発表したのは、違法な入植地エリの近郊でイスラエル人4人がパレスチナ人2人に銃撃され死亡した翌日のことだった。ハマスはこの事件について、パレスチナ人を狙ったイスラエル軍による急襲や入植者による攻撃に対する報復であると述べた。
ヨルダン通信によると、ヨルダンは入植者による攻撃を非難するとともに、イスラエル政府に対し「直ちに」暴力をやめるよう求めた。
ヨルダン外務省のシナン・マジャリ報道官は、新たな入植計画は「二国家解決実現の見通しを損なう」さらなる挑発行為だと非難した。
さらに、「占領下のパレスチナ領土における継続的な侵害や攻撃はさらなるエスカレーションを予告するものである」と述べた。「国際社会はさらなる暴力の回避に努めるべきだ」
一方のイスラエルは、ジェニンとエリでの暴力事件の後で脅威が高まっていることを受け、ヨルダン川西岸地区に追加で部隊を配備した。