アラブニュース・ジャパン

東京：日本の旅行サービス会社、クラブツーリズム株式会社が、サウジアラビアのツアー商品でツアーグランプリにおいて観光庁長官賞を受賞した。

同賞は、観光旅行の発展と促進に顕著な貢献をした個人や団体に授与されるものである。

サウジアラビアへの観光促進は、サウジアラビア観光庁の支援と「地球の歩き方」との協力により実現した。クラブツーリズムが提供するパッケージツアーには、王国内の4つのユネスコ世界遺産やマディーナの他、写真映えするスポット7か所への訪問が含まれている。

ツアーグランプリは名誉ある観光賞で、日本では観光業界のアカデミー賞とも呼ばれている。その目的は、旅行業界の企画力、広報力、マーケティング力を向上させ、観光立国を作り上げることである。

ツアーグランプリ審査委員会は、国連の世界観光機関日本事務所、日本旅行業協会、日本の観光庁、日本旅行作家協会などに所属するメンバーで構成されている。今年のツアーグランプリには116件の登録があった。

サウジアラビアへのツアーには、写真写りが良く、インスタ映えする景色が重視された。クラブツーリズムは、サウジアラビア観光庁との共同ウェビナーセッションを開催し、マディーナ訪問やアル・ウラーでのホテルリゾート滞在を目玉にした10日間のツアーで理想的な旅程を作成した。

サウジアラビアは、日本市場にとり新しいデスティネーションである。そこで上記旅程は、サウジアラビアの豊かな文化と遺産について、旅行者に深い見識を与えることを目指したものになった。

サウジアラビア観光庁日本支局長の小早川　薫氏は、「冒険、文化、遺産から自然まで、日本市場向けに特別にキュレーションされた多様な体験」を楽しんでほしい、と日本人旅行者を歓迎した。

また、パッケージ旅行はサウジアラビアの「最新の開発や最も魅力的な観光地のいくつかにハイライトを当てている」と付け加え、その中には「国外ではほとんど知られていない隠れた名所」も含まれていると述べた。

サウジアラビア観光庁のアジア太平洋地域代表を務めるアルハサン・アルダッバグ氏は、「今回の受賞は素晴らしい評価であり、我々の日本市場への関心をさらに強固なものにします」と述べた。

この栄誉は、サウジアラビアが「意欲的な目標」を達成し、その美しさと多様な観光商品を日本へ紹介するにあたって大いに意味を持つ、とアルダッバグ代表は付け加えた。

サウジアラビアは今年、パンデミック前の6倍の水準となる32,000人の日本人観光客を迎える準備を進めている。

円滑なレジャー旅行を促進するため、日本は他の48か国と共にサウジアラビアのe-Visa（電子ビザ）プログラムに参加している。また、サウジアラビア航空を利用して乗り継ぎ中の日本人訪問客は、王国内で1泊、ホテルに無料宿泊できる96時間のストップオーバービザも利用することができる。