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JBIC総裁、WEFリヤドで「債務は問題ではない」と発言

林氏は、負債には人為的なものもあれば、自然災害の結果もあると説明した。(WEF)
林氏は、負債には人為的なものもあれば、自然災害の結果もあると説明した。(WEF)
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29 Apr 2024 08:04:57 GMT9
29 Apr 2024 08:04:57 GMT9

アラブニュース・ジャパン

ドバイ: 林信光国際協力銀行(JBIC)総裁は月曜日、WEFリヤド・パネルで、負債は「消費と投資の唯一の源」であるため、負債は必ずしも「問題」ではないと語った。

林氏は、債務には人為的なものもあれば、自然災害の結果であることもあると説明した。各国がすべき重要なことは、「賢く借り、貸し、使う」ことだと付け加えた。

「新興経済国:債務問題を解決する方法」と題されたパネルで、総裁は、世界の他の国々、特にアフリカや中東の国々が債務で苦しんでいると述べた。

同総裁はパネルで、G20のイニシアチブにより、低所得国の債務再編に対応するための共通の枠組みが策定されたと述べた。

「このような枠組みを使うことで、それぞれが何を生み出せるか、どのようにそれらの国の問題に対処するか、ひとつひとつ取り組んでいかなければならない。取り組みが遅すぎ、小さすぎることは承知しているが、やらなければならない」と林総裁は付け加えた。

日本の総裁はまた、財政再建の観点から、課税ベースの拡大は新興市場だけの問題ではなく、日本のような国にとっても問題であると説明した。

「日本の政府債務残高の対GDP比は200%を超えている。しかし、タダで借金できるわけではありません。それが私たちの国内的、政治的課題なのです」と林氏は語った。

また、パネルには次のような参加者も登壇した: ナイジェリアのワレ・エドゥン財務大臣、ルワンダのジェニーン・ムニェシュリ公共投資・資源動員担当副大臣、ドイツ銀行のアレクサンダー・フォン・ズール・ミュレン欧州・中東・アフリカ地域(EMEA)最高経営責任者(CEO)らも登壇した。

WEFのセッションは、CNBCのキャスター兼特派員であるダン・マーフィー氏がモデレーターを務めた。

パネリストたちは、世界的な債務の急増に伴い、経済危機が国内外でどのように解決されるかについて議論した。また、各国が債務返済のために公共支出を振り向けなければならないことについても話し合われた。

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